生活習愕病との関係は?
健康維持の経済効果は?
競技選手の育成方法は?
福島大学教育学郡の保健体育科教員の有志が中心となって組織する「福島大学スポーツユニオン」が今月中旬をめどに、設立される。学内のスポーツ・健康に関する調査・研究や学生を含む豊富な人材を有効活用し、スポーツに関する情報を分かりやすく大学内外に発信する拠点を目指す。深刻化する青少年の体力・運動能力の低下や医療費の増大などの問題について研究し、新しいスポーツ振興システムなど具体的施策を県や市町村に提言する。「スポーツ」をキーワードに国立大学教授らがスクラムを組んでつくる組織は全国で初めて。国立大学の独立法人化が検討されているなか、同大学のユニークな試みは注目を集めそう。
スポーツや健康に関する研究では、体力測定などを通して高齢者に運動の大切さ、介護のいらない生活を提案。また、医療費削減などのスポーツがもたらす経済的効果の研究、生活習慣病とスポーツの関係の調査と改喜プログラムの開発などを行う。
競技選手の育成に向けては、最大酸素摂取量、筋力、血圧、フォーム分析など選手の運動機能を測定する。
そのほか、住民を対象にしたスポーツ・健康セミナーの開催、最新スポーツ医・科学情報の提供、スポーツチームのコーチ、教員、選手を対蒙にした指導者研修会などを事業計画案に盛り込んだ。
県、市町村、地元企業などどと連携してイベントを行うことで、本県のスポーツ振興、地域振興に貢献することを意図している。
少子高齢化、生活習慣病など、スポーツや健康を取り巻く状況を改善するため、各教員が持つ専門性を生かして研究を行い、地域に発信していく。一月ごろに構想が上がり、教員らが設立準備委員会(委員長・黒須充助教授)を組織、事業計画案、運営方法などについて協議してきた。
大学の優れた研究成果や技術を地域に発信する組織として位置付けられ、産学官連携、地域に開かれた大学づくりに力を入れている同大地域創造支援センター(下平尾勲センター長)も、期待を寄せている。
|