コーディネーショントレーニング
コーディネーションの定義は「ある運動を行う際に、それがうまくいくように神経や筋肉が協調して働くこと」と定義されています。従って、コーディネーショントレーニングとは「神経や筋肉が協調して働くことができるようにトレーニングすること」と位置づけられます。通常我々が行うトレーニングの多くは筋力向上やスピード向上を目的とします。それ以外はそれぞれの競技に即した技術トレーニングとなります。しかし、コーディネーショントレーニングを取り入れることにより、動きの正確さや巧みさ、自分の意志と動きを合致させることができるようになり、その後の技術トレーニングに大きく好影響を及ぼすと考えられます。
 

コーディネーション能力とは、相手やボールの動きに合わせて自分の動きを調整する力である「定位」、急に違う動きをしなければならないときに素早い切り返しができる力である「変換」、相手の合図やサインに対して正確に運動する力である「反応」、全身のバランスを保ったり、バランスが崩れたときに復活する力である「バランス」、目や耳から得た情報を体で表現する力である「リズム」、体全体を無駄なくタイミング良く動か目を使ってスムーズに使うことができる力である「識別」の7つの能力を合わせたものです。これらの能力を高めることで、体を巧みに操ったりすばしっこく動いたりできるようになり、いわゆる運動神経の良い選手へと成長する手助けとなります。
 

コーディネーショントレーニングは、神経系の発達が著しいゴールデンエイジの子ども達に指導する白石氏ある「連結」、ボールやラケットを手・足力で子どもに対して行うことが、最も効果が上がると考えられます。従って福島大学スポーツユニオンでは、小学生を対象にコーディネーショントレーニングをおこないました。実施内容は白石豊氏(福島大学教授、福島大学スポーツユニオン副理事長)の監修のもとに、ACA 所属学生が実施しました。子ども達は自分の体を巧みに操ることや、ボールなどを使って巧みな動きを要求され、自由に動かない自分の体と格闘しながらも、楽しみながらトレーニングをしていました。