スポーツばかりでなく勉強でも仕事でも、成功している人たちは目的を達成するための第1ステップとして、まず自分自身を奮い立たせるような目標を設定し、すべてのエネルギーをそれに集中させます。
「天才とは、高みに登る階段を人に見せない人だ」という言葉があります。スーパースターたちの驚異的なパフォーマンスの裏には、じつは適切な目標という何十段もの階段が隠されているというほどの意味でしょう。
それではその目標の適切さはどうチェックすればよいのでしょうか。英国のコーチングセオリーの一つに「SMARTな目標の設定法」というのがあります。SMARTは「賢い」という意味ですが、この5つのアルファベットは目標の適切さをチェックする言葉の頭文字ともなっているのです。つまり、「あなたの目標は具体的で(Specific)、測定可能(Measurable)、達成可能で(Achievable)、現実的で(Realistic)、期限が限定されて(Time Phased)いますか」ということです。
まず最初の「Specific」ですが、これはあなたの立てた目標の具体性をチェックせよということです。たとえば、「今日も頑張って練習しよう」というのは、あまりにも漠然としていて、とても適切な目標とはいえません。
次に「Measurable」ですが、これは目標を数字などで測ることのできるようにするべきだということです。このように目標が計測可能なものであれば、その達成度合いをたえずチェックできますので、あとどのくらいやれればよいのかという目途も立つということになります。
3番目の「Achievable」とは、頑張れば達成できる目標を立てよということです。どんなに頑張っても達成できないような無理な目標では、はじめから心が萎えてしまいます。もちろん、やさしすぎる目標も実力アップにはつながりません。
4番目の「Realistic」とは、目標は現実的であれというものです。目標を定める前に夢を描くことは大切ですが、夢と目標ははっきりと区別すべきです。
最後の「Time Phased」は、目標は期限を区切って立てよということです。「後でやろう」とか、「明日やろう」と思っているうちに、何もしないままどんどん時間だけが過ぎていくことなどいくらでもあります。
新年度が始まったこの時期、みなさんの目標のSMART度をチェックしてみてはいかがですか。
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